ISOブラスト比較板
グリット用の
詳細情報

ブラスト比較板とは?

鋼製の道路橋のサビ・腐食対策が記載された防食便覧には、粗面化処理の「評価方法としては JIS Z0313素地調整用ブラスト処理面の試験及び評価方法に表面粗さ測定器で測定する方法と、ISO 8503-1 で規定されている比較板による方法を対比して評価する方法などがある」と記載されています。

このISOブラスト比較板は、この『ISO 8503-1 で規定されている比較板』です。なお、本方法は目視による評価ですが、上記の防食便覧に記載された「JIS Z0313 素地調整用ブラスト処理面の試験及び評価方法に表面粗さ測定器で測定する方法」に属する方法として、 JIS Z0313 の 7.表面粗さの試験評価 の f) テープ転写方法、いわゆるレプリカテープ法があります。こちらは、粗さを数値で示すことができます。

また、素地調整の程度として、防食便覧には “ISO 8501-1 Sa21/2 以上” あるいは “ISO 8501-1 Sa2 以上”といった記載がありますが、こちらは粗さを示す指標ではなく、JIS Z0313 / ISO8501-1 に記載された『除せい度(除錆度)』のことを言います。除さび度の評価は「ISO8501-1 Supplemen の代表写真例と比較する」と規定されています。SO8501-1 Supplemen の 代表写真例は具体的には、『さび度ブック』となります。

商品コードNo.

モデル名称Rubert ISOブラスト比較板グリット用製品コードNo.
Rubert ISOブラスト比較板グリット用グリット用 (粗さの値:25, 60, 100, 150μm)KB-018

※各面プロファイルの数値はhy(顕微鏡法)もしくはRy5(触針法)の中心値
大きさと重さ:8.5×8.5×2mm、50g

Rubert + Co Ltd について

ブラスト比較見本板メーカーの中でおそらく世界で最も知名度が高いのは英国Rubert社でしょう。
世界を代表する検査機器メーカーにOEM供給もしています。

使用方法

  1. 検査対象面から埃や粉塵などを取り除きます。
  2. 比較板には2種類あります。グリットブラスト加工面ではGタイプを、ショットブラスト加工面ではSタイプを使用します。
  3. 比較したいブラスト面が比較板の中央窓を通して見えるように、比較板をブラスト面に置きます。
  4. 比較板の粗さの異なる4つの面と順番に目視で比較します(または倍率が7倍以下の拡大鏡を使います)。
  5. 基準片のどの面の粗さが試験面と最も近いかを確認し、次の表に従って試験面の粗さを判定します。