レプリカテープの
詳細情報
基本情報のページに戻る ▶▶▶
レプリカテープとは?
鋼製の道路橋のサビ・腐食対策が記載された防食便覧には、粗面化処理の「評価方法としては JIS Z0313素地調整用ブラスト処理面の試験及び評価方法に表面粗さ測定器で測定する方法と、ISO 8503-1で規定されている比較板による方法を対比して評価する方法などがある」と記載されています。
この測定器を用いる方法は、その JIS Z0313 の 7.表面粗さの試験評価 の f) テープ転写方法 の器具及び装置に記載されたものとなります。
なお、使用するレプリカテープは、テステックステープという名称でも知られています。
ガイダンス:表面粗さの試験評価 -テープ転写方法 JIS Z03013 7-f (ISO 8503-5)
本ガイダンスは規格や使用方法の要点をご理解いただくためのものです。実際のご使用にあたっては最新のJIS本文や取扱説明書に従ってください。
レプリカテープ
弾力がなく、押しつぶしやすく可塑性があります。微細気泡からなる薄板状の発泡体で、測定対象のブラスト処理面よりも少し厚めのテープを用います。片面に基板として硬質の薄いフィルムが張ってあり、その中央部は透明になっています。
用意するもの
- レプリカテープ
- こすりつけ棒
- マイクロメーター
使い方
- レプリカテープの裏側(発泡体面)の紙をはがし、ブラスト面に貼り付けます。
- 中央部の透明部が黒っぽくなるまで、こすりつけ棒でブラスト面にこすり付けます。
(ブラスト面のピークのいくつかが発泡体を貫通して硬質の基板直下に達した状態=透明窓にピークが達して黒い点として見える) - テープをはずし、中央の透明部の厚みをマイクロメーターで計ります。
- 全体の厚さから既知の基板の厚さを引いて、素地の最大粗さ(Peak-to-valley height)を求めます。