スリング式
湿式乾式温度計 の
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結露とは?
結露と言うと、私たちは冷たい水を注いだガラスコップの外側に付いた水滴や窓ガラスの水滴を思い浮かべがちですが…
塗装対象の素地表面に発生する結露は塗装のはく離や塗装下での錆の発生原因になりますが、塗装作業では目視では確認できないレベルの結露がトラブルの原因となります。このため、PSPC(造船に関する塗装性能基準)では、「湿度85%以上、ΔTが3℃未満の場合にはブラスト処理を施さない」さらにブロック製造時や結合時の項目では「塗装開始前および塗装中定期的に表面温度、湿度、露点を計測し記録する」と規定しています。また、JISでも鋼板上の塗装においては鋼板温度が結露温度と所定の温度差があることを塗装作業条件として規定しています。結露は目に見えない…とご理解いただくのが現実的です。
セット内容
- スリング式(回転式)湿式乾式温度計
- 取扱説明書
使い方
- ① 貯水容器に蒸留水を入れます。
- ② 湿球温度計を覆っているガーゼが十分に湿っていることを確認します。
- ③ グリップ部を持ち、30~40秒間(180回転/分の速度)温度計部を回転させ続けます。
- ④ 乾球温度計の値と湿球温度計の値をすばやく読み取ります。
- ⑤ 再び回転させます。
- ⑥ 値が安定するまで、③~④の作業を続けます。
- ⑦ 本体スケール部を用いて簡易的に相対湿度と露点を求めることができます。