TQC Sheen
ショア硬度計 タイプD の
詳細情報

硬さと使用するデュロメーターの関係

デュロメーターのタイプAはビニル、ラバーゴム、皮革、軟質のPVC、シリコンラバー、テフロンなどの軟質の素材に適し、デュロメーターのタイプDはそれより硬いポリエステル 、ABS、ナイロン、ウレタン、木材、ポリスチレンなどの素材に適しています。
なお、ISOでは『Type A durometer』あるいは『Type D durometer』と表記されていますが、最初に販売した米国Shore社の名前からShore-type durometer(ショア硬度計)と呼ばれることが多いようです。
また、旧JIS K 6301で規定されていたスプリング荷重式硬さ試験機とは多少異なる測定値となりますので注意が必要です(JIS K6301はJIS K6253に1998年に移行し廃止されました)。

※ タイプAよりさらに軟質の素材を対象とするJIS K6523のタイプEは、日本独自の規格でISOでは採用されていません。

使い方

  1. フット部中心の押針(インデンタとも呼びます)がサンプルを垂直に押すように、デュロメーターをサンプルの上に乗せます。
  2. 人差し指をデュロメーター上部のつまみ部にかけ、押針がサンプルを押し込みフット部がサンプル表面に完全に接するまでサンプルに押し当てていきます。
  3. 黒い針はその時の押圧に伴って動き、赤い針は最大の押圧の位置で留まります。
  4. 赤い針の値を読んでください。その値がショア硬度となります。