インダイレクト
インパクトテスター の
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各キットと規格との整合性
製品コードNo. | KT-SP1880 | KT-SP1890 | KT-SP1891 | KT-SP1895 | KT-SP1896 |
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衝撃のタイプ | インダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト |
ISO 6272-1:2002 | ● | ||||
ISO 6272-2:2002 | ● | ||||
ISO 6272:1993 | ● | ||||
ASTM D 2794 (1993年以前) | ● | ||||
ASTM D 2794:2004 | ● | ||||
ASTM G14-04 | ● | ||||
JIS K 5600-5-3:1989 | (●)※ | ● | |||
EN 12206-1:2004 | ● | ● | ● | ||
EN 13523-5:2001 | ● | ● | |||
AAMA 2605-05 | ● | ● | |||
Qualicoat 2006 | ● | ● | |||
Qualisteelcoat 2008 | ● | ● |
オプションパーツを使用することで表では不可とされていても適用できる場合も多くあります。
※現在のJIS5600系の「塗料」は原則としてISOの翻訳版ですので、ISO 6272-2 もJIS化がされていないければいけないのですが、翻訳・確認作業が間に合わず、まだ JIS K5600 には掲載されていません。
各キットとパンチ(撃ち型)の径・おもさ・受け台(ダイ)の径の関係
本ページ該当品 | ○ | ― | ― | ― | |
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No. | パーツ名称 \ キット 製品コードNo. | KT-SP1880 | KT-SP1890 | KT-SP1891 | KT-SP1895 |
① | ガイド筒 | ○ | ○ | ○ | ○ |
②、⑥、⑬ | ベース(水準器付) | ○ | ○ | ○ | ○ |
③ | 受け台(ダイ) φ16.3mm | ○ | ― | ○ | ― |
③ | 受け台(ダイ) φ27.0mm | ― | ○ | ○ | ― |
④ | 落下おもり 1kg(ISO) | ○ | ○ | ○ | ― |
④ | 落下おもり 900g(ASTM) | ― | ― | ○ | ― |
⑤ | 落下おもり持ち上げピン | ○ | ○ | ○ | ○ |
⑦ | パンチ(先端)径 φ15.9mm | ○ | ― | ○ | ― |
⑧ | パンチ(先端)径 φ12.7mm | ○ | ― | ○ | ― |
⑨ | リフティングピン | ○ | ― | ○ | ― |
⑩、⑪、⑫ | リリースカラー(止め具) | ○ | ○ | ○ | ○ |
⑭、⑮ | V溝型固定器 | ― | ― | ― | ○ |
⑯ | スプリング式クランプ | ― | ― | ― | ○ |
⑰ | 15.9mm パンチ付ウエイト1.361kg | ― | ― | ― | ○ |
耐おもり落下性試験 …3つの試験の種類について
塗膜がおもり落下により変形したときの割れ及び金属素地からのはがれの抵抗性を評価します。
JIS K5600-5-3 の 耐おもり落下性試験には次の3種類があります。
- 落体式 (Falling-weight method)… 先端が丸い円柱状のおもりを外筒に沿って落下させ、塗膜に対する曲げ及び伸びの抵抗性を評価します。デュポン式との違いは撃ち型と受け台とのすき間が3.5mmあることです。
- 落球式 (Falling ball method)… 素地の変形がきわめて少ない場合に用いられます。塗膜の表面に球体を衝突させ、その時の塗膜の衝撃抵抗性で、割れ・はがれの有無を評価します。
- デュポン式 (DuPont method)… 撃ち型と受け台とのすき間がないので、エッジ部の衝撃と変形を同時に受ける時の抵抗性を評価するものです。
1. 落体式(Falling-weight method)
●装置
落下おもり:直径20±3mm の球状の頭部をもつ全質量 1,000±1g のおもり落下装置を用います。なお、1,000±1gの追加質量を頂部に載せることができます。
垂直円筒には1mの高さからmm単位で目盛を付けます。
●試験板
最低厚さは0.25mm、端から20mm以上離れた箇所で、お互いに40mm以上離れた最低5箇所でテスト可能な大きさのものです。
●合否判定の場合
予め決められた通りに塗膜を上向きもしくは下向きに支持台の上に置きます。規定の高さにおもりを固定し、落下させます。倍率10倍の手持ちルーペで、塗膜に割れやはがれがないか観察します。
●等級付け試験の場合
塗膜を上向きにして支持台に置きます。ひび割れなどを起こさないと思われる高さからおもりを落下させます。倍率10倍の手持ちルーペで観察し、塗膜に割れやはがれがなければ25mm(もしくは25mmの倍数)だけ高さを増やして試験を繰り返します。
2. 落球式(Falling ball method)
素地の変形が極めて少ない場合に用いる方法で、落体式やデュポン式の様に変形により評価する方法とは異なります。
●おもり
玉軸受用鋼球で、質量は300±0.5g、直径が25.4mm、等級が60のものを下図のように取り付け、上端を糸で吊るします。
●鋼板台
縦300mm、横200mm、厚さ30mm以上のもので、台はコンクリートの床の上に水平に置きます。
●試験片
特に規定がない場合、鋼板200 × 100 × 厚み4mm。
●試験手順
- 塗面を上向きにして試験板を台の上に置きます。
- 製品規格に定める高さからおもりを落とします(おもりの振れや回転がないようにして実施してください)。
- 室内1時間放置後に塗膜面の損傷を調べます。
●評価方法
塗膜の割れ、はがれが認められないとき「衝撃による変形で割れ・はがれができない」と評価します。
3. デュポン式 (DuPont method)
先端に一定の丸みを持つ型と、その丸みに合うくぼみを持つ受け台(通常は半径6.35±0.03mm)と、おもりを一定の高さから落下させる装置で構成されます。
●デュポン式(DuPont method)衝撃変形試験器(概要は下図参照)
●おもり
通常は質量500±1g のおもりを用います。
●試験片
通常は鋼板200 × 100 × 厚み0.6mm。
●試験手順
- 通常は半径6.35±0.03mm の撃ち型と受け台とを取り付け、塗面を上にして試験片をはさみます。
- おもりを製品規格で定められた高さから落下させます。
- 損傷を与えないように注意しながら試験片を取り出し、そのまま室温1時間放置後に目視で観察します。
●評価方法
塗膜の割れ、はがれが認められないとき「衝撃による変形で割れ・はがれができない」と評価します。